現在の伝統工芸産業は、生活様式の大きな変化、海外からの安価な輸入品の増大等により、需要が低迷し生産額は減少傾向にあります。それに伴い、資金繰り、職人の高齢化、後継者問題により店じまいを余儀なくされる深刻な状況となっております。
日本の伝統工芸とは、日本の四季おりおりの素晴しい自然や精神性、長い時を経て今日まで受継がれてきた祖先達の知恵、美的側面、芸術的価値。需要が無いのではなく伝統工芸を日常生活に取り入れる発想が欠けているだけではないでしょうか。
また、伝統技術が消えてゆくことは職人だけの問題ではなく国の損失でもあるのではないでしょうか。
Assist Palでは、伝統工芸を次の世代へ繋ぐ為に無償で相談を受付けております。(年中無休電話相談19:00~22:00)
まずは運営等の資金回復をする為に、国や、都道府県、各自治体 様から伝統工芸として、または製造業として助成金や支援を受け、展示会などで技術を知ってもらい、在庫を抱える事は避け下請けとして新たな分野への販路開拓をするなど、問題解決の1つの切り口となればと考えております。
支援を受けるためには、それぞれの要件を満たしている必要があります。
例えば、国の場合は製造技術・技法が100年以上の歴史を有するものである事。都道府県の場合は50年以上。など、要件は様々で提出書類もありますので、伝統工芸として支援を受けるのか、製造業として支援を受けるか各公募の要件をご確認の上、ご検討される事をお勧めいたします。